失う物がない状態からの再スタート

最初は人生経験のため、キャッシングを一度は利用しておいたほうが勉強になるのではないかという好奇心で利用しました。そのときは10万円を借り入れた1週間後、微々たる利息を含めて完済をしました。

 

それ以来5年間借り入れとは無縁の生活を送っていましたが、長年夢見ていたスポーツカーが発売されることになり再度キャッシングを利用することとなりました。

 

3社から100万円ずつ借り入れて念願の車を購入することができましたが、楽しいひとときは11ヶ月で幕を閉じました。返済計画の見通しが甘く、借り入れ金額のみを返すことも難しくなってしまったのです。

 

気が付けば4ヶ月も返済が滞っており私の力では解決することができなくなりましたので、法律事務所に相談をしました。

 

当時の状況を判断した結果、自己破産を推奨されました。心身ともに疲れ果てていたので提案に応じ、せっかく手に入れた愛車も手放すこととなりました。今では無職で、失うものが何もない状態から再起を図っています。

 

昔に作ってしまった多額の借金で苦しむ方も多い

今は総量規制があるので、年収の3分の1以上は借りられなくなっています。しかし、昔に作ってしまった多額の借金については、そのまま高い利息をつけて支払いをしなければなりません。

 

昔から年収の3分の1を超えると返済が苦しくなると言われており、年収の半分まで借金が増えると返済不能に陥るともされています。

 

今回のケースでは3社から100万円ずつの借り入れ、合計300万円の借金となりますので、一般的な所得の方ではとても返済が出来るわけがありません。

 

借金で借金を払うようなことをしてしまうと更に大変になってしまいますので、返済が出来なくなって早めに法律事務所に相談をしたのは良かったと言えるでしょう。

 

借金が増えてしまった場合には早めに債務整理を

借りすぎてしまったりして返済が苦しくなってきた、出来なくなってきた場合には、弁護士や司法書士に債務整理の相談をして下さい。借金の状況や収入によっては任意整理をするようになりますが、実際に着手をする前に任意整理のデメリットも理解しておくと良いです。

 

また、収入状況から返済が不能と判断されれば自己破産となりますので、債務整理の中にある自己破産と任意整理の違いを見ておけば相談もスムーズでしょう。