自己破産を詳しく知る記事一覧

債務整理の中でも自己破産は割と一般の人も知っている人が多いです。しかし自己破産のイメージといえばあまり良くないことも一般的で、中には大きな誤解に基づくこともあります。例えば自己破産をすると職場の人や友人知人に知られてしまうといったことは、全て間違いですし、いちいち調べていない限りはあり得ません。自己破産を行うメリット自己破産が他の債務整理を決定的に違う点は、支払いの義務が無くなる部分でしょう。任意...

自己破産を専門家に依頼すると、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?自ら自己破産手続きができるのであれば、費用もかからないし自分でやりたいとお考えの方もたくさんいるかもしれませんが、自己破産手続きには専門的な知識がどうしても必要となってしまうため、準備に時間も手間もかかってしまいます。しかし、あまり自己破産の手続きが遅延してしまうと、給与差し押さえなどの危険が増してしまうため、可能な限り早く処...

債務整理の中でもオーソドックスといえる自己破産と任意整理の二つの手続きですが、一体どういった違いがあるのでしょうか。まず、自己破産の特徴といえば裁判所からの認可をもらわなければならない点です。しかし、任意整理であれば裁判所はまったく関係がありませんので、債権者とはそれぞれ個別に交渉をすることになります。自己破産とは違い、任意整理は裁判手続きではないのです。自己破産の最大のメリットは返済義務を免れる...

家族への影響が心配で自己破産を検討することができないという方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?自己破産という言葉の響きもあり、失ってしまうものの大きさや自身の周りへの影響を心配してしまうのは仕方のないこと。しかし、実際は自己破産をしたところで基本的には家族に影響が出ることはありません。あくまでも自己破産は個人の清算手続きです。家族に知られずに自己破産も可能専門家への依頼と全面的な協力が必...

実は自己破産手続きでもなくなることがない債務があります。これを「非免責債権」といいます。非免責債権については、いくら自己破産手続きがスムーズに進み、免責決定を得ることができたとしても、決して支払い義務がなくなることはありませんので注意しましょう。では、非免責債権にはどういったものがあるのでしょうか?おおまかに7種類ある非免責債権税金住民税や国民健康保険、国民年金といったものは自己破産をしても免責の...

自己破産をする場合、手続きの中で時価20万円以上の財産は基本的に回収され、債権者への返済に充てられることになります。この財産の中には生命保険金も含まれているため、場合によっては生命保険も解約しなければならないのです。しかし、うまく対処すれば生命保険を解約せずに維持できる方法もありますので、まずは、どういった場合に生命保険を解約しなければならないのかを知っておきましょう。解約は返戻金の金額次第自己破...

退職金というのは、退職してはじめて受け取ることができるお金です。しかし、自己破産手続きでは退職金を受け取る前であっても、その時点で退職したとして受け取ることができる金額の8分の1が、個人の所有する財産として評価されることになります。また、すでに受け取っている場合は、そのすべてが、すぐに受け取る予定の場合は、その4分の1の金額が財産評価されてしまうため、取り扱いには気を付けなければなりません。基準は...

自己破産をしたからといって、すべての財産が回収されてしまうわけではありません。それでは自己破産後の生活がまるでできなくなってしまいますので、自己破産の本来の趣旨である、多重債務者への生活再建の機会を与える、という趣旨から外れてしまいます。自己破産はどうしてもマイナスイメージばかりが世間に浸透していますが、無一文になってしまうようなものではありません。自己破産をスムーズに行うためにも、自己破産をして...

自己破産の申立をすると、裁判所は申立それぞれ事情に応じて、同時廃止事件か管財事件に振り分けることになります。現在、ほとんどの自己破産手続きは同時廃止事件にて処理をされていますが、もちろん管財事件で処理されるようなこともありますので、どちらも知識として頭に入れておきましょう。今回は、同時廃止事件と管財事件についてご説明していきます。同時廃止事件とは同時廃止という言葉の由来は、破産手続きの開始と同時に...

自己破産において、破産管財人が選任された場合、どのようなことが行われるのでしょうか?裁判所から破産管財人が選任されると、まず破産管財人は破産者本人の財産調査を行います。裁判所に提出された申立書に記載されている財産は正しいのか?それとも申立書に記載されていない財産はないか?といった調査を行うことになります。財産について隠匿をしている場合、ここで洗いざらいになってしまう可能性が高いです。破産者には説明...

偏頗弁済(へんぱべんさい)は、債権者に対して偏った弁済をすること、つまり特定の債権者にのみ返済する行為をいいます。自己破産の手続きでは、偏頗弁済は免責不許可事由に該当する行為なので、これが裁判所に明るみになってしまうと、免責がでない可能性も出てきてしまいます。借入金があるのであれば、それが親族や友人であっても自己破産の手続き上はすべて債権者として扱われます。自己破産手続きを進める上で、この債権者に...

自己破産という手続きは、法文上、前回の免責決定から7年以上経過していない場合、続けての免責は認められないことになっています。しかし、必ず免責が出ないというわけではありません。自己破産には、裁判官の判断によって免責を許可する「裁量免責」という制度がありますので、事情次第では免責決定が出る可能性はあるといえます。とはいえ、よほどの事情がない限りはまず認められない可能性の方が強いので、2回目の自己破産に...