過払い請求はブラックリストに載らない

過払い請求をするとブラックリストに載ってしまう・・・。

 

こんな噂話を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?しかし、こちらはいまや過去の話。現在は過払い請求をしてブラックリストに名前が載ってしまうようなことはありません

 

ブラックリストというのは俗称

よく聞くブラックリストという言葉、しかし実際にブラックリストというものがあるわけではありません。ブラックリストというのは、信用情報機関に登録される「事故情報」のこといいます。この事故情報の記載があると、個人の貸金における信用は一気に落ちてしまうというわけです。

 

返済が著しく遅滞したり、専門家に債務整理を依頼したりといった場合に事故情報は登録され、新たな借り入れが困難になってしまうというわけです。こちらは、債務整理のデメリットとして挙げられることが多いですが、過払い請求においてはこのような心配は一切ありません

 

過払い請求、過去と現在の違い

確かに、過去は過払い請求が理由となり、信用情報に傷がついてしまっていた時期がありました。

 

これは、債務整理と過払い請求がいっしょくたにされていたという事情があります。しかし、事故情報の登録が枷となり、過払い請求をできないという方が相次いでしまったため、取り扱いが変更されることになりました。これによって、現在では信用情報に影響は出ないことになっています。

 

このように取り扱われるようになったのは、平成22年の4月からのことなので、正しく伝わっていない間違った情報に右往左往しないようにしましょう。

 

また、平成22年より以前に過払い請求をしていた方は、信用情報機関に事故情報の抹消請求をすることによって、問題なく取り消されることになります。ただし、過払い請求と一緒に他の債務整理手続きをしていた場合は、事故情報の登録を避けることはできないため注意しましょう。

 

過払い請求によるデメリット

では、なにか他に過払い請求をしたことによるデメリットはあるのでしょうか?この答えとして、基本的には過払い請求をしたことでデメリットになるようなことはありません。ただし、過払い請求をした相手貸金業者との取引は、今後一切できなくなってしまう可能性が強いといえます。

 

上記のように信用情報に事故情報が登録されてしまうようなことはありませんが、貸金業者の社内情報にて過払い請求をした事実が登録されてしまうので、その貸金業者と再度の貸金契約はできないものと考えておきましょう。