保険金の上限

たいていの医療保険は、手術費用や入院時の補償に上限があります。一定期間が経過したら入院保険金は打ち止めです。そうすると、自分が加入している保険の補償の上限額だけの貯金があったら、その保険は必要ないという事になります。自分の保険の上限額を調べてみると、案外貯金で賄えるという事が少なくありません。

 

このことは、死亡保険金についても言えます。万が一に備えて死亡保険に入っていても、貯金があれば死亡保険金の金額を減らすことが可能です。大きな病気になって貯金を取り崩した場合、死亡保険金が増やしにくいこともありますが、医療保険ほど難しくはありません。

 

保険より貯金

このように、ある程度の貯金があれば保険を掛ける必要性は低下します。生命保険は、月掛の場合の保険料が少額なので気が付かないことも多いのですが、1年間の支払額を計算するとびっくりするほどの金額になっていることが多いのです。

 

そのため、自分の貯金の額と加入している保険の補償内容を比べて、万が一の際にいくらもらうことができるかを調べてみるといいでしょう。場合によっては早く死んでもらった方がいいのではないかと思いたくなるような、膨大な金額の保険に加入していることがあります。もちろんそのような金額の保険に加入していても意味がありません。