子供の教育費をどう考えるか

家計の見直しをする際、多くの家庭では子供の教育費には手を付けません。受験を控えた子供であれば学習塾に行くでしょうし、小学生程度までなら、ピアノなどのおけいこ事をさせていることも多いでしょう。

 

しかし、これらの教育費も、その内容を十分に吟味する必要があります。特に音大や芸大に進ませる予定がないのに、ピアノや絵の教室に大きくなってからも通わせる必要があるかどうかは疑問です。

 

また、学校の勉強に影響が出るほどのペースで学習塾を掛け持ちする必要があるかも疑問です。通わせればいいというものではありません。

 

家計の見直しに聖域なし

子供の教育費は、家計の見直しをするうえでも聖域扱いで、削減しようという意見は出ません。本音では削減したいと思っても、やめてしまって大丈夫だろうかと不安に思うものです。

 

しかし、実際に学習塾の掛け持ちをしていても子供の実力は伸びません。学習塾の掛け持ちをしている子供は、往々にして塾の授業を雑に扱います。多すぎるので、丁寧に講義を聞こうとしないのです。

 

無駄な教育費は、車や保険同様に必要ないものです。不必要に聖域扱いすることなく、本当に効果がある学習塾に限定した方が、家計の見直しにもなりますし、子供も余裕ができて、勉強を丁寧にするようになります。